iOSDC 2019に参加した感想(1日目LT TrackB)
はじめに
2019年9月5~7日にかけて行われた、iOSDC2019に参加しました。
iOSDCとはiOS関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンスです
主にLTを聞いた感想をざっくりと書いていきます。
目次
Track B 前半
今だからこそ理解しよう、輸出コンプライアンス
これから発表する「今こそ理解しよう、輸出コンプライアンス」の発表資料です。発表では、途中駆け足になるところもあるので、ぜひ発表と合わせてこちらの資料も見ていただければ!https://t.co/21uBUiVr7c#iosdc #b
— Kazuhiro Sakamoto (@kazu0620) September 6, 2019
iOSアプリはあくまで米Apple社からのダウンロード商品なので、アメリカの輸出規則に縛られる(Google Playも同様)
なので、リリース時に手間が必要が必要な場合がある。
日本語向けの情報もあるので活用しよう!
これからセキュリティ上暗号化をするアプリはどう考えても増えてくので、こういったコンプライアンスに関わるかどうか知ることは重要になってくると思いました。
実装する立場のプログラマーも法律について詳しくなるのも大事かも知れないと思います。
5分でわかる!Xcode 11から使えるXCFrameworks
先程のLTの発表資料です! // 5分でわかる!Xcode 11から使えるXCFrameworkshttps://t.co/gcWXplxmql#iosdc #b
— Sho Ikeda (@ikesyo) September 6, 2019
XCFrameworks : 新しいバイナリ配布用フォーマット
必要性 : Swiftのフレームワークのバイナリ配布へのサポート、マルチプラットフォーム対応
バイナリ配布のシチュエーションが思いつかなかったので調べてみたのですが、ライブラリを配布したりするときに使うようです。どうもライセンス周りが複雑で、配布は注意した方がいいと思いました。
短時間にあれだけ詰め込んで、早口で話してよく噛まないと思いました。
先生のことをお母さんって呼んでも大丈夫。そうObjecive-Cならね
Objective-Cの動的にメソッドを追加する黒魔術について
動的書き換えは、なるべく使わないようなコードを心掛けたいですね…
先生を呼び間違えるたとえ話が面白く、とてもテンポの良い発表でした
タイトルのミスタイポすら話のネタにできるのは凄いと感心しました。
iPhone 設定をアプリから操作してらくらく環境構築
iPhoneの設定は設定プロファイルを読ませることで書き換えられる
設定ファイルをlocalhostに立てたサーバーからダウンロードすることで、アプリから書き換えを実現
セキュリティ的に注意しながら使えば、面白いことができるかもしれないと思いました。
アプリでのローカルサーバーの使い道にこのような方法があるのだと感心しました。
Amazon Pinpoint でユーザーに合わせたプッシュ通知を実現する
AWS Pinpoint : プッシュ配信に関連したサービス
個別の配信より、全体や一部に向けたキャンペーン向き
AWSを一貫して活用することができる
iOSに限らず利用することができる場面はありそうだと感じました。
データと結びつくとよりセグメントに合致したプッシュ通知をするといったことができると面白そうと思います。
SOLID原則を生活に適用する
これから発表するLTのスライドです。ついてきてね!
— takasek (@takasek) September 6, 2019
5分じゃ収まりそうになくて削ったページも入った完全版となっております。
SOLID原則を生活に適用する / 20190906 iOSDC - Speaker Deckhttps://t.co/n1VAWwOC9b#iosdc #b https://t.co/D9SFckotfW
オブジェクト指向の設計原則を人生設計にも生かそう!
日々の生活も抽象化する視点をもつことで、新たな発見と既存の法則の活用ができるという発見は素晴らしいと思います。
資料の方にはあった、ハンマー釘病にも注意したいと思います…
Track B 後半
簡単なアプリを作れるようになった!からその先に進むために
16:55〜LT枠で発表する内容のスライドですー!
— ろく🐉 (@66nylon_y) September 6, 2019
「簡単なアプリを作れるようになった!からその先に進むために」https://t.co/0InLo3jh1u#iosdc #b
iOSアプリ開発の初心者から、次のステップを進むためにできること
- 手本をまねる
- 原理を学ぶ
- コミュニティに参加する
iOS初心者、またSwiftに限らず、ソフトウェア開発のエンジニアとして成長するのに、当たり前といえば当たり前だけれども、重要なことと思いました。
こうしてブログを書くなど、アウトプットを頑張りたいです。
tvOS 13にちょっと注目してみる
このあと17時から #iOSDC #b で 発表する際の資料になりますhttps://t.co/Opbs1zwa3c
— yuki (@redryerye) September 6, 2019
Appleも力を入れているtvOSの動向
Immersive(没入感)、Interactive(インタラクティブ)を実現する機能の追加
NetflixやFireTVなど競合との競争が激しいのが、力を入れる背景にあるのかと思います。
iOSエンジニアでもできるIoTガジェット作成、基板発注もう何も怖くない
本日(9/6) の iOSDC で17:05から発表するルーキーズLT「iOSエンジニアでもできるIoTガジェット作成、基板発注もう何も怖くない」の発表資料を公開しました。興味のある方よろしくお願いします。m(_ _)m #iosdchttps://t.co/gVko73uy9C pic.twitter.com/VOKdrKgbur
— かびごん小野 (@takoikatakotako) September 6, 2019
Iotガジェットを作るのに必要な物とそれの用意の仕方について
マイコン : 初心者はちょっと高いけどArduinoがおすすめ
電子工作 : いろんなセンサーがあるよ!
ソフト : いろんなサンプルがあるよ!
チーズ削り(MacPro)を実装してみた!
IoTがバズワードとなって久しいけれども、実際に作ってみたことがある人は少ないと思うので、こういう始め方があるとうれしいと思いました。
この5分のLTのために、ちゃんとIoTガジェットをつくるのは凄いと思います。
CallKitを実装してはまったところをお話します
先程発表した資料です!皆さまありがとうございました😊 #iosdc https://t.co/st2KByDERd
— アマゾネスいけばた (@k191k) September 6, 2019
CallKitを使うことで着信表示を設定できる(データベースを利用することも)
ハマったこと/対処
- Extensionとバイナリ間はやり取りできないので、DBを挟んでやり取り
- 完了メソッドを呼ばれないままエラーになると、インジケーター回りっぱなし
- 中国だと検閲の関係?でAPIが使えないので、配信を断念
CallKitを活用すれば架空の人間から電話を受け取るとかできそうですね。
逆になりすましとかに悪用されないよう注意する必要もありそうと思いました。
iPhoneは電話です
値オブジェクトへのCodable対応
本日のLT枠で発表する資料です。初登壇で緊張していますが、頑張ります。よろしくお願いします。https://t.co/7i4VSowNzl#iosdc #b
— maguhiro (@maguhiro) September 6, 2019
JSON内の同じ型で別な役割の値を渡してもエラーが発生せず気づかない場合があり得る
JSON内の必要な値を渡すためにCodable対応(値オブジェクトを導入)する
単一の場合を扱う場合はsingleValueContainerを使う
型の検査やランタイムエラーを防ぐ仕組みに厳しいSwiftでは、とても重要なことかと思いました。
Twitterを覗いて気づいたのですが、JSONのオブジェクトが自己紹介にもなってるんですね!
まとめ・全体の感想
みなさん5分間にきっちりまとめていて凄いと思いました。
短いながらも、日常のなかの情報収集では気づかないような、新しい発見があってよかったです。